第5回「内野の要」：上田 貴洋 選手
昨シーズンショートのレギュラーとして出場し、守備でチームのピンチを何度も救いました。安定感のある守備力とバッティングはチームバッティングに徹した上田選手。昨シーズンの総括と今シーズンに向けて語ってもらった。
Q ショートのポジショニングと、バッティングは下位打線を打ちましたが一年間戦っていかがですか？
昨シーズンから試合に出させていただいて、プレーはもちろん野球に対する考え方が変わり、自分自身成長できたのではないかと思います。試合の中で野球の奥深さを知ることができました。守備ではミスもありましたが、自分のプレーができたと感じています。春の東京国際大学戦で１死満塁から中間守備を敷いていたのですが、三遊間のヒット性の打球を処理してダブルプレーがとれた場面では、ベストなプレーができて守備に対して自信になりました。
対するバッティングは、下位打線を打ちましたが繋ぎの仕事は出来たと感じています。けれどバッティングの良い時と悪い時がハッキリしていましたね。入学してからバッティングはずっと課題ですが、出塁率、打率が低いのは試合に出る以上もっと上げなければいけないと思います。
Q 印象に残っている試合はありますか？
秋の創価大学戦で5戦まで戦って、勝ち点は取れませんでしたが充実していました。創価大学をリーグ戦であと一歩まで追い詰めたのはうちだけでしたから、勝ちたかったですね。
Q オフシーズンの課題を含めてどのように取り組んでいきますか？
下半身を強化して野球のパフォーマンスに繋げていきたいです。特にバッティングが課題なので、厳しい球に対応するために下半身の粘り強さが必要だと実感しています。「出塁率」「打率向上」をテーマにバッティング練習を続けています。
チーム的には今シーズンで最上級生（4年生）になるので、自分勝手なプレーはできません。まずはチームのことを１番に考えて練習していきます。言動で引っ張るタイプではないと自覚しているので、プレーの姿勢でチームを引っ張っていきたいですね。
Q 今シーズンもショートのレギュラーとしてチームを牽引してもらいたいですが、目標や抱負をお願いします。
先程も言いましたが、まずは個人よりもチームのためにプレーしていきます。特に守備面では引っ張っていく存在だと思うので、練習の中から勝つために厳しい目を持つことが大切だと思います。春のオープン戦から守備でチームを引っ張っていきたいですね。目標はリーグ優勝です。
Q 応援していただく方々にメッセージをお願いします。
流通経済大学硬式野球部は、数々の歴史がありますが、入学してから勝ててないですし勝ちに拘ってリーグ戦を戦います。大学創立50周年の年なので、優勝して新たな歴史を作ります。
応援よろしくお願いします。
プロフィール
上田 貴洋（うえだ たかひろ）
3年生 スポーツ健康科学部
1994年3月24日生まれ。福島県南相馬市出身。小学生3年から野球を始める。高校は東北高校に進学。1年生の夏に甲子園ベスト16。3年生の秋季大会優勝で東北大会に進出。神宮大会ではベスト4。春の選抜高校野球選手権に出場。